隣家の少年の家にまつわる歪な過去が解き明かされるホラー
ThreeFraudsは2025年12月19日に、毎晩悩まされる悪夢の真相を解くべく、夢に現れる少女と幼少期の家を結びつける行方不明の子供の報告書を発見し、かつて遊んだ隣家の少年の家に向かうホラーアドベンチャーゲームの「We Used to Play Here」をリリース。
行方不明の女の子を捜す
毎晩見る悪夢の中に登場する少女。
その子が現実で行方不明となっている。
主人公の過去に、隣家の少年の家で遊んだ微かな記憶と共に、その家へ調査へと向かう。
夢に見た光景と記憶の断片と目の前の現実の境界線がおぼろげとなっていく恐怖を味わうことになる。


We Used to Play Hereの考察・感想(ネタバレ有り)
物語は唐突に不気味な家から開始する。
超巨大な人形が地下にあって見下ろされたり、Liminal Space的な「どことなく空間が怖い」イメージを与えてくる。
ゲームの概要を見ていたらこれはたぶん夢なのだろうということがわかる。
悪夢の中に出てくる少女は、現実において行方不明となっている少女で、主人公はその行方の調査をしている。
このゲームの目的としては、この少女を探し出すというところだろう。


どうやら子供の頃に住んでいた家にヒントがあるらしい。
主人公はそこに向かって行く。
その家をオーソドックスなウォーキングシミュレータ型のアドベンチャーとして探索を行っていく。
マウスとキーボードでプレイをしていたが、初期設定のマウスの操作感は違和感があるので、設定を変更したほうが良いだろう。


調査をしていくと、家の中に無数の少女の写真。
そして血しぶきらしきもの。
部屋を探索していると、2階の窓に現れる少年。
どうやら少年は、行方不明の少女のことを知っているらしい。
主人公は母親に構ってもらえなかった幼少期を過ごしていたようで、もしかすると「想像の友達」を作り上げていたかもしれないと思える描写がある。
そして、その友達こそが目の前に現れた少年、という仮説が頭に浮かんだ。


少年ブルーの遊びに付き合う
ブルーという名の少年の遊びに付き合うと、少女のことを教えてくれるらしい。
お絵描きでは、まず家の中に散らばっている4色のクレヨンを集めてきて、本に書かれている通りの配色で色を塗っていく。
そこまで厳密に塗り上げなくてもクリアになる新設設計だ。


シーンが変わると、ブルーの誕生日のお祝いのゲストの帽子を家の中で探したりする。
適当ではなくメモに書いている通りの色の帽子を、テーブルの四隅にいるそれぞれ特徴のある人形の頭に被せていく。


遊びに付き合っても中々少女の核心に触れることはなく、彼女のお気に入りの曲を持ってくるように言われる。
パシられすぎである。
2階にある段ボールからテープを持ってきて、デッキに挿すだけだが、その間に2階を散策するとメモや録音がある。
ブルーと遊ぶときのルールや、主人公ダニエルの母親がダニエルのブルーとの遊びに疲れている様子が見て取れる。
ブルーが空想の産物だった場合、自分の子供がイカレてしまったと苦悩したことだろう。




今度こそ少女のことを教えてもらう……はずが、ライター持ってこいとのお達し。
「焼きそばパン買ってこい」が生易しく聞こえる。
ジャンプスケアと老婆は突然やって来る
突然何かが現れるような恐怖ポイントは多少存在していたものの、そこまでインパクトの強いものではない。
ただそうして余裕をかましていると、小叫びをあげることになるので注意が必要だ。
「死ね。このやんちゃな子」
というやんちゃな言葉を吐く老婆が突如現れて消える。
心を落ち着かせて、2階から持ってきたライターで、ケーキのロウソクに火を灯す。
そうするとやっと今度は少女の寝室に行けという。


自分の部屋と彼女(イーライ)の部屋が同じだったことがわかる。
ベッドの上に置かれた箱を開けると、「お前を恨むぞダニー」というヤンデレな愛の言葉が書かれたウサギのぬいぐるみが入っていた。
ブルーへの誕生部プレゼントだと思ったら違ったようだ。


イーライの影を追いブルーに遊ばれる
相変わらずブルーのお遊びは続いていく。
家の周囲に隠した鍵を見つけてケースを開けなければならない。
そこかしこにイライラ棒ゲームが置かれている。
それぞれ時間制限があるので、その時間内にクリアをしなければならない。
マウスの感度をしっかりと調整しないと、それだけで難易度が高くなってしまう。
操作している最中にポルターガイスト現象が起きて、集中力を削いでいくのが面倒だ。


イーライはダニエルの妹?
スーツケースを開けさせずに、ダニエルを部屋に戻したブルー。
何のために?
部屋に戻ると、ブルーの口からイーライがダニエルの妹であること、イーライがダニエルに対して怒っていることを告げる。


明らかになる過去
外に出ると回想シーンに移る。
生きていた頃のイーライと庭でボール遊びをしていると、隣家にボールが飛んで行ってしまい、陶器のようなものを割ってしまう。
ボールを回収しに行った先で、隣家のおばあさんにバレてしまう。
お母さんに告げ口されることを恐れ、ブルーに唆されるままハサミを投げつけて頭部に刺さり、地面に倒れた拍子に芝刈り機が作動しで、顔面がミンチになって亡くなってしまう。
それを見たイーライも口封じのために、「永遠のかくれんぼ」としてスーツケースの中に閉じ込めてしまう。
こうして行方不明の少女が出来上がったわけだ。




エンディングは5つ
エンディング1
トランシーバーを7つ全部集める。
ラストシーンでブルーに話しかけずに外に出る。
スーツケースの中のイーライを棺に納めて祈る。
すると家の方でチャイムが鳴る。
母親との再会をし、暗い過去や苦しみを共に携えて生きていく。

エンディング2
トランシーバーを7つ集めない状態にする。
そしてラストのシーンでブルーに話しかけずに外に出る。
そしてスーツケースの中のイーライを棺に納めて祈る。


エンディング3
ラストのシーンでブルーに話かけ、また再び記憶を消して「何もなかったかのようにする」エンディングだ。
ブルーはある種別人格の自分のようなもので、ダニエル自身の心を守るための方法を取らせようとしたのだろう。

エンディング4
ラストのシーンでブルーに話しかけずに外に出て、スーツケースも無視をして家の中に入る。
そして外に出るとエンディングを迎える。
忘れ去ることをしなかったし、遺体もそのまま放置して、心に傷と闇を抱えながら生きていくことになるのだろう。


エンディング5
スーツケースの3つの鍵を挿して開けようとしていたシーンで、部屋に戻らずに何度もスーツケースを調べることで、エンディングへと到達する。
どういうわけか記憶が失われ、物語の一番最初に戻される。
永遠ループというブルーのゲームの世界の中に閉じ込められたのかもしれない。


総まとめ
ジャンプスケア増し増しで不意を突かれる
最初から「ブルー」が自分で作り上げた分身であること、スーツケースの中に少女がいることがわかりやすい導線になっていた。
もう少しミスリード的なシナリオが散りばめられていると、終盤でのエンディングでの達成感や感動が増していただろうと思う。
とはいえ、物語性もゲーム性も怖がらせ具合も良い作品だった。
終盤でジャンプスケアが増し増しになって、ホラー好きにはたまらないだろう。
We Used to Play Hereの総評
| ゲーム性 | |
| 操作性 | |
| 難易度 | |
| グラフィック | |
| 恐怖度 | |
| 総合評価 |
We Used to Play Hereの攻略動画・実況動画
キャシーさんはホラーゲームで遊びたい
凍焚冥子(meiko)
We Used to Play Here 作品情報
| タイトル | We Used to Play Here |
| 発売日 | 2025年12月19日 |
| 開発 | ThreeFrauds |
| 販売 | ThreeFrauds |
| ジャンル | ホラー / アドベンチャー / ウォーキングシミュレーター |
| プラットフォーム | PC(Steam) |
| 公式サイト | ThreeFrauds |
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