雨宿りで入った廃墟が悲惨な過去を持つ曰くつき物件のホラーゲーム
VTuberの神戸ルルは2022年7月15日に、道に迷って雨宿りのために入った廃墟が悲惨な過去を持つ曰く付き物件で、探索するごとに過去と共に恐怖が襲い掛かるホラーアドベンチャーゲームの「廃墟宿り」をリリース。
迷い込んだのは曰く付きの廃墟
引っ越してきた近くのパワースポットである山の中で道に迷ってしまい、しかも都合の悪いことに大量の雨。
そこで偶然発見した廃墟の中に入って雨宿りをしようとした。
しかし、その廃墟を探索していると、過去に悲惨な事故があった事故物件であることがわかる。
そして探索を続けていくと、不可思議な現象が立て続けに発生していく。


オーソドックスなアドベンチャーだけではない
本作「廃墟宿り」は、エンディングが2つ存在している。
ただ流れのままに探索をし、アイテムを発見して進んでいくだけでは、ひとつのエンディングにしか到達できない。
ちゃんとズーム機能を駆使しながら、しっかりと色々な場所を散策しなければ、グッドエンディングに到達することはできない。




廃墟宿りの考察・感想(ネタバレ有)
ゲームの進め方としては、オーソドックスにメモを見つけたりするとフラグが立ち、入れなかった場所に入れるようになったり、アイテムである鍵を見つけることで、鍵のかかっているドアを開けて先に進むことができるようになるといった、シンプルなアドベンチャー要素で展開する。
ゲームの進行上で、幽霊のような存在が突然現れたりするジャンプスケアは存在しないが、雰囲気やSEや音声で怖がらせてくるタイプのゲームだ。
ただ流れのままにエンディングに到達することはできるが、それは真のエンディングではない。
ある部屋の棚にひっそり置かれている鍵を見つけなければ、真相に辿り着くことはできない。
見つけ出すのにかなりの時間を要した。
彷徨いこんだ廃墟に悲惨な過去があった系のホラーゲーム。
ただ、最初の時点からミスリードされている作品だとは思っていなかった。
本格インディーゲームの団体や、メーカーが作るADVのようなクオリティと、雰囲気の良い質感。
パワースポットに訪れようとして、まだ土地勘のない山の中を歩いていたら迷ってしまい、雨が降って偶然発見した廃墟で雨宿りという出だしだ。
そもそも、屋根の下で待機するのではなく、何がいるかわからない廃墟に入ってしまう強心臓の主人公の女性。
ホラーではおなじみだが、電波が届かず助けを呼ぶこともできない。
ただ待つだけではなく、廃墟を探索することにする。
すると廃墟の中にはおぞましい過去を記したメモが置かれている。
父親が首つりをし、母子供の首だけが置かれて胴体が見つかっていない、一家心中とされている事件。
強盗が入り家族が悲惨な目に遭った事件。
カルト教団が借りて、集団自殺してしまう事件。
不幸の連鎖が続く屋敷であることが否応なくわかってくる。
ゲームの終盤で、どうやら女の子と遭遇するが、そこで主人公がその女の子の隣の家に住む日下美桜であることがわかる。
女の子は天野京子ということもわかる。
天野京子は死んでいる存在を見ることができる能力があり、この屋敷には自分が死んでいることを理解していない幽霊が何体もいるようだ。
「他の幽霊は今いるの?」
という問いに、
「そこに…」
と答え、振り返っても誰もいない。
この時点でひとつの仮説が浮上してくる。
主人公の日下美桜も「自分が死んでいることをまだ理解していない幽霊」である説だ。
その仮説は、管理人と天野京子の会話で立証される。
今この屋敷には、自分以外は誰もいない。
つまり、日下美桜はすでに亡くなっているということだ。
そしてグッドエンディングではさらに恐ろしい現実を突き付けてくる。
ほぼ100%、日下美桜を殺害したのは管理人だ。
そして確たる証拠はないが、過去に起きている事件。
自殺とされている事件は、管理人によって手を下されたのではないか、という恐ろしい想像をすることができる。




廃墟宿り 総評
| ゲーム性 | |
| 操作性 | |
| 難易度 | |
| グラフィック | |
| 恐怖度 | |
| 総合評価 |


