タピオカ屋経営とホラーが融合
Mike Tenは2025年4月21日に、一世を風靡したタピオカ屋を運営、顧客対応をして経営をしながら日常に潜む不安と恐怖を味わう経営×ほのぼの×ホラーという新境地のゲーム「タピるお茶屋(The Boba Teashop)」をリリース。
タピオカ屋の経営
ただの企業勤めに疲れたリサが貯めたお金で念願のタピオカ屋さんを開業。
開店の準備や来客したお客様のメニュー内容に応じた作り方で、タピオカドリンクを作って提供する。
そして閉店作業も行っていく。




日常に潜む不安と恐怖
顧客対応などのお店の作業をしていると、怪異が発生し始める。
その異変を凝視し続けるとその日の最初に戻されてしまうので、視線をそらしてやりすごさなければならない。
突然現れる「それら」に驚かされるだろう。


タピるお茶屋(The Boba Teashop)攻略動画紹介
エクス・アルビオ -Ex Albio-
もこうの実況
タピるお茶屋(The Boba Teashop)考察・感想・総評(ネタバレ有)
プレイしていくと、チラズアートの作品のような、お店の経営をやりながらホラー要素が存在するようなゲームだ。
自分自身の夢だったタピオカ屋を開いたは良いものの、売上、顧客対応などの店舗運営だけでも様々なプレッシャーがあって、心を押しつぶされていく。
そんな中で、普通の人では見ることができないような怪異が見えるようになってしまう。
恐らく心霊的な現象というよりかは、心労からくる幻覚のようなものだろう。
雇われの身として心を削り、夢を叶えてもやはり心がすり減っていく現実がとても悲しい。
店舗運営をしている中で、怪異となって現れる幽霊的な存在を視界に入れていると、それに襲われてゲームオーバーとなり、その日の最初に戻されてしまう。
そのため、ドリンクを作りながら怪異から目をそらして対応しなければならない。
ランダム要素ではなく、決まった怪異が現れるため、攻略はしやすい。
ドリンクも日を追うごとにメニューが増えてくる。
そして、メニューの内容も基準となる素材を元にお任せのような注文を受けることもあるので、アレンジを楽しむこともできる。
現れる怪異自体はビックリする要素はないが、ゲームオーバーになる瞬間とエンディングではジャンプスケアが存在するので注意が必要だ。
最終的には精神が崩壊した主人公が、おそらくムカつくお客さんを次々と殺害しては、のこぎりでバラバラにしてアタッシュケースに詰め込んでいるのだろう。
お店に固執しているので逃げることをせず、いずれは捕まってしまい、死刑宣告を受けてしまうのだろうと思われる。
「こうしなければならない」という強迫観念は、心を蝕んでいく。
夢を叶えたとて、それが理想のまま実現できるわけではない。
努力しながら理想に近づいていく、その過程を楽しむことが重要。
という教訓が得られるホラー作品だ。
ゲーム性 | |
操作性 | |
難易度 | |
グラフィック | |
恐怖度 | |
総合評価 |