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例外配達 Night Delivery | 深夜の配達先のアパートの住民が不気味すぎるホラーアドベンチャーゲーム

ゲーム攻略
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社会問題が潜む恐怖のアパートが舞台のホラーゲーム

Chilla’s Artは2021年6月5日に、深夜に奇妙な住民しか住んでいないアパートに荷物を届けに行き、社会問題と住民の秘密が浮き彫りになっていくホラーアドベンチャーゲームの「例外配達 | Night Delivery」をリリースしている。

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例外配達 | Night Deliveryの感想・総評(ネタバレ有)

配達関係の仕事をしたことはピザくらいしかないが、受取人が奇妙な人だったらと想像したら、確かに恐ろしい。
お店に来店する場合と違って、相手の土俵の中で公衆の面前ではない。
何かあったら助けが来るとは限らない。
考えれば考えるほど怖い。
主人公は、そんな奇妙な住人たちが住むアパートへ荷物の配達を深夜に行うことになった。
Chilla’s Art(チラズアート)によくある、画面が昔のビデオフィルムのようなノイズが走るのも雰囲気が怖い。
ただストーリーの流れに従ってゲームを進めていけば良いだけではない。
それだけではグッドエンドに到達することはできない。
怖さの種類としては「心霊」ではなく「人間そのもの」。
イジメや差別といった裏テーマによって、怖さだけではなく悲しさが押し寄せてくる。
一部ジャンプスケアがあるため、雄たけび注意だ。

操作性は少し難がある。
ポインタの移動(マウスの移動)に癖があり、特にエレベータのボタンを押すのに苦労することがある。
また、ストーリーの進行上エレベータに頻繁に乗らなければならないが、相当な旧式なエレベータなのかスピードが格段に遅い。
また、続きからプレイができないため、片方のエンディング到達後に別のエンディングを目指そうとすると最初からプレイしなければならない。
その時にエレベータの遅さと、利用頻度の多さで苦労することになる。

ゲーム性
操作性
難易度
グラフィック
恐怖度
総合評価

例外配達 | Night Delivery 考察

エンド1とエンド2、どちらか片方をクリアするだけでも、「豆柴康平」の身にいったい何が起こり、彼にひどい接し方をした住民たちがどんな結末を迎えたのかはわかる。
康平はなかよしアパートに来る前にも、イジメを受けていたこともお母さんからの手紙で見て取れる。
障害を持ち、それによって働き口がないためか生活保護を受けている。
その両方で「普通ではない存在」として、気持ち悪がり、働かないでお金を得ていると怒りすらもぶつけられる存在。
康平は人が良いのか、なぜそんなに意地悪をされるのかを最初は理解していない。
いや、理解しないようにしていたのかもしれない。
だからこそ、徐々に徐々に、確かに心は蝕まれていった。
エンド2では主人公が配達して回った住人達、いわゆる康平にひどい対応をしてきた人たちや大家さんを殺害するに至ったのだろう。
大家さんの通帳を見た時には、ゲームとはわかっていながら怒りの衝動が沸き起こった。
エンド1では、他人を傷つけるのではなく、殺人鬼となる前に自分自身を葬ったのだろう。
それにしても、アパートの名前が「なかよしアパート」。
なんという皮肉な名前か。

例外配達 | Night Delivery 作品情報

タイトル例外配達 | Night Delivery
発売日2021年6月5日
開発Chilla’s Art
販売Chilla’s Art
ジャンルホラー / アドベンチャー / ウォーキングシミュレータ
プラットフォームPC(Steam
公式サイトChilla’s Art
公式XX
公式YouTubeChilla’s Art
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