古き良き日本の雰囲気を醸し出すホラーアドベンチャーゲーム
誰もいなくなってしまった町を、小学生の主人公が自分の家に帰ることを目的としたホラーアドベンチャーゲーム。
舞台は1990年代日本の地方都市。
そのレトロでノスタルジックな淡い雰囲気を漂わせながら、記憶も失われ、誰もいない町の中で彷徨い、異形の化物に追われながら家路へと向かう。
ウォーキングシミュレータではなく、移動も選択方式のような形となっている。
時間の概念が存在し、ひとつ行動を起こすごとに時間が経過していき、一定の時間内にあることをしないといけない、ある場所に辿り着けないといけないなどの制約ある。
マルチエンディングでエンディングは全部で3種類用意されている。
あそビットの実況・完全攻略動画
もういいかい? の総評・感想(ネタバレ有)
steamのストアページの動画の時点で、もう恐怖を感じていた。
主人公が父子家庭の中の小学生の子供。
誕生日に唐突に現れた異形の訪問者。
それから隠れるように押し入れの中に。
隙間から見えたソレに驚き、次には洞窟の中から始まり、人っ子ひとりいない町となってしまっている。
そして自分の名前も住んでる場所も忘れてしまう。
そんな下地を経て、本格的にゲームがスタートしていく。
ウォーキングシミュレータ系なのかと勘違いをしていたが、完全アドベンチャーゲームチックなゲーム性。
行き場所も選択をしていくタイプ。
その場所その場所で調べられるポイントがあり、お金を拾ったり、アイテムを拾ったり、メモやヒントを拾うことができる。
時間の概念も存在し、調べる、話す、移動する、それぞれ1分時間が過ぎていく。
あまり関係のない物を調べたりしていると、タイムアップになってしまう。
重要なイベントも時間制限があるので注意が必要だ。
初期の持ち物で、「何時までに何をすればいいのか」というのがある程度予測が付く。
そしてイベントをこなしたり、途中途中のヒントを読み解くと、最後にはどうしなければならないのかも想像がついてくる。
異形の怪物だけではなく「ヒトじゃない何か」も町の中にいて、その姿に戦慄する。
このゲームは全てのエンディングと、隠しエンディングを完結させて物語が完成する。
救いがなかったようで救いのあった感動の物語だった。
ゲーム性 | |
操作性 | |
難易度 | |
グラフィック | |
感動 | |
総合評価 |
もういいかい? 作品情報
タイトル | もういいかい? |
発売日 | 2024年7月31日 |
開発 | URUTA KOBITO GAMES |
販売 | URUTA KOBITO GAMES |
ジャンル | ホラー / アドベンチャー |
プラットフォーム | Steam |
Steamストア | ストアページ |